Windows環境にXAMPP(ザンプ)を使って、MySQL(正確には、基本的な部分で互換性があるMariaDB)をインストールする方法について説明します。
MySQL Workbenchのインストール方法と、設定についても説明します。
背景として、何らかの理由によりWindows版MySQLのインストールを行った時に、途中の手順で失敗するケースが多々あるため、代替の手順を用意いたしました。
目次
すでにWindows環境に、MySQLをインストールしている方は、混乱を避けるために、インストール済みのMySQLを削除しておくことをおすすめします
削除しない場合については、検証しておりません。
※ 補足: すでにMAMPPがインストールされている場合は、同時に起動しなければ問題はないようです。
XAMPPのトップページを開きます。
XAMPP
ダウンロード > 「Windows向け XAMPP」ボタンをクリックします。
ブラウザの設定を変更していなければ、「ダウンロード」フォルダに、ダウンロードされます。
ネットワークの状況等などの要因により、ダウンロード完了までに1時間弱程度かかる場合もあります。
ダウンロードに失敗する場合は、時間を開けて、再度試します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストーラーを起動します。
Windowsの設定によっては、ユーザーアカウント制御ダイアログが出ます。
「はい」をクリックしてインストールを進めます。
XAMPPは、UACの影響を受けるたため、C:¥Program Files (x86)にインストールしないでください。又は、UACを無効にしてくださいというような意味です。
UACをOFFにするのは、あまり好ましくないため、Cドライブ直下などにインストールします(後述)
OKボタンを押します。
NEXTボタンをクリックします。
使わないコンポーネントのチェックは外しておくのがおすすめです。
ここでは、「MySQL」を選択して、それ以外はチェックを解除します。
ただし、チェックを解除できない項目については、そのままでOKです。
選択ができたら、Nextボタンをクリックします。
特別な事情がなければ、デフォルト設定のC:¥xampp にインストールします。
Nextボタンをクリックします。
このMySQLの学習には直接関係しないため、チェックを外します(任意)。
Nextボタンをクリックします。
Nextボタンをクリックすると、インストールが開始されます。
「YES」を 押してインストールを行い、様子をみてください。
例えば、Windows10 + マカフィー の環境で、ダイアログが表示される報告があります。
インストールがうまく行かない場合は、ウィルス対策ソフトを停止させて、インストールを実施する必要がでてきます。
しばらく時間が掛かります。
標準でインストールされる、Apache(Webサーバ)について、通信が行えるように、Windows Defender ファイアウォールの設定を行います。
プライベートネットワークを選択して、アクセスを許可する をクリックします。
ここでキャンセルしても、おそらく、MySQLだけ使う分には問題ないと考えられます(未検証)
このあと、XAMPPのコントロールパネルを起動するか聞かれているので、チェックを入れて、
Finishボタンを押します。
使用言語を聞かれるので、英語(アメリカ国旗)を選択して、Nextボタンをクリックします。
コントロールパネルが表示されました。
MySQLの設定を行うために、Configボタンをクリックします。
設定ファイルである、my.iniを選択します。
メモ帳が開くので、下の方へスクロールして UTF 8 Settingsの、collation_serverと、character_set_serverについて編集します。
#collation_server=utf8_unicode_ci #character_set_server=utf8
↓下記のように変更
collation_server=utf8_general_ci character_set_server=utf8
変更したら、ファイルを保存して、メモ帳を終了します。
Startボタンを押して、MySQLを起動します。
画像のように、MySQLのタイトルがグリーンになっていれば、MySQLが起動して使える状態です。
PID(s)の値は、環境により異なります。
補足として、MySQLを停止したい場合は、Stopボタンをクリックします。
xampp-control.iniへのアクセスが拒否されましたと表示される場合がありますが、学習には問題ない場合がありますので、OKボタンを押して進めてください。
Ecxeption EacccessViolationが発生して、XAMPPが起動できない場合、または、挙動がおかしい状態で起動した場合は、
一旦、XAMPPを終了してから、
XAMPPを、「管理者権限で実行」 を試してください。
XAMPPを起動するときに、XAMPPを 右クリック > 管理者として実行
「管理者権限で実行」 すると、ServiceにXマークが表示される場合がありますが、これはエラーの表示ではないため、学習には関係がありません。無視してください。
MySQL Workbenchのインストールがまだの方は、インストールを行います。
MySQL Workbenchを起動するには、下記をインストールする必要があります。
Microsoft .NET Framework 4.5 ページ から ファイルをダウンロード
インストーラーの指示に従ってインストールを行います
すでに、インストール済みの方は、このように表示されます。もしインストール済み表示がされない場合は、続行をしてインストールを行ってください。
こちらのサイト「Visual Studio 2019 の Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ」へ遷移して、ファイルをダウンロード。
x64・・・ 64bit環境の方
x86・・・ 32bit環境の方
お使いの環境が、32bit, 64bitわからない場合は、マイクロソフトのサイトやPC販売元のサイトなどを参照してください。
Windows7, 8の方「自分のパソコンが 32 ビット版か 64 ビット版かを確認したい」
Windows10の方「インストールされているWindows 10が32ビットか64ビットか確認する方法」
– Download MySQL Workbench
にて、Windows版のMySQL Workbenchをダウンロードします
ダウンロードしたMySQL Workbenchのインストーラーをダブルクリックで起動します。
MySQL Workbenchが起動しました。
図のように設定して、TestConnectionボタンをクリックします。
Conection Warningが出ます。
XAMPPでインストールされるMySQLは、MySQLと互換があるとされるMariaDBとう製品がインストールされます。
そのため、警告がでます。
基本的には、基礎的な部分の使用であれば、MySQLと同様に利用できますので、警告は無視します。
Continue Anywayボタンをクリックします。
このように表示されれば、MySQLへのテスト接続は成功です。
OKボタンを押します。
OKボタンをクリックして、接続します。
警告は無視して、Continue Anywayボタンをクリックします。
このような画面が表示されればOKです。ServerStatusをクリックすると、MySQLの起動状態等を確認もできます。
設定したアイコンをダブルクリックします。
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