はじめに
スマホが世の中に浸透して早10年余り。毎日の生活で、必ず1つは何かしらのアプリを使っているのではないでしょうか?
すっかり馴染み深くなったスマホアプリですが、自分で開発できたら自信にもつながりそうですよね。
実は簡単なものならば初心者でも作れるのです。
この記事では、スマホアプリの2つの主流であるAndroidアプリとiOSアプリについて開発に必要なスキルを紹介します。
アプリにもいろいろ
スマホアプリというとまず思い浮かぶのはSNS、カメラアプリといったところでしょうか?実はスマホアプリは開発手法によって大きく3つに分類されます。
どんなアプリを作りたいかによって適切な手法が異なるので、まずはその分類を確認してみましょう。
ゲームならばUnityがおすすめ
ゲームが好きで、よくスマホのゲームアプリをプレイする方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし、最初からゲームアプリを作ってみたい!という気持ちが強ければ、Unityで作ってみることをおすすめします。
Unityはスマートフォンや据え置き型ゲームなど、様々なプラットフォームの垣根を超えて開発及び実行ができるゲーム開発環境兼ゲームエンジンです。
この後紹介するAndroidアプリやiOSアプリの開発スキルを用いてもゲームアプリを開発することは可能ですが、それぞれAndroidとiPhoneでしか動かせないアプリになってしまいます。
Unityで開発しておけば、同じゲームでも様々なハードウェアへ簡単に移植することができ大変便利です。
Unityについてはこちらの記事でも解説していますので参考にしてください。
Unityエンジニアになるには?未経験でもなれる?スキルの身につけ方を解説!|プログラミング入門ナビ
ハイブリッドアプリ
例えばFacebookやAmazonなど、比較的大規模なWebサービスのスマホアプリはハイブリッドアプリと呼ばれ、スマートフォン自体が持つ機能(GPSやカメラ等)と、Web技術(HTML5・CSS・JavaScript等)を組み合わせて開発されています。
簡単にいうと、AndroidやiOSのWebViewという機能上でWebアプリを実行し、スマホに最適化して表示するわけです。
Webアプリと、スマホが持つ機能と、それらの橋渡しを行うCordovaというフレームワーク など、様々な機能を使いこなさなければならないため、こちらは上級者向けといえます。
初心者からのスタートならば、次項のネイティブアプリ開発にチャレンジするのがおすすめです。
ネイティブアプリ
ここでのネイティブとは、スマートフォン本来の機能、という意味で使われています。
例えばToDo管理アプリを思い浮かべてみましょう。タスクを入力するのにスマートフォンのキーボードやタップの入力機能を使用し、期限が近づいたタスクを知らせるにはスマートフォンのアラーム機能を使えば良さそうですね。
このようにスマホ本来の機能で完結することが多いため、ネイティブアプリならば比較的簡単に開発することができますが、AndroidとiOS向けで必要なスキルは全く異なります。
将来的にはどちらも開発できるようになるのがベストですが、まずはどちらでもいいからスマホアプリを開発したいということであれば、自分が持っている端末に合わせると実機で確認できるのでおすすめです。
Android向けスマホアプリ開発に必要なスキル
ここからまずはAndroidアプリ開発に必要なスキルを見ていきましょう。
言語(1):Java
次に挙げるKotlinの登場まではAndroidアプリの開発言語としてJavaが主流でした。JavaはJVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)上で動くのが特徴で、その環境用のJVMさえあればどんな環境でも動かせることから、Androidに限らず多くの用途で活用されています。
言語(2):Kotlin
Javaが抱える課題(コードの複雑化・互換性問題等)に対処できる言語としてAndroidのデベロッパーであるGoogle社から2017年にサポート開始され、2019年には正式に推奨言語にすると発表されたのがKotlin(コトリン)です。
シンプルで使いやすい言語であることからエンジニアからの評判も高く、案件数も増加傾向にあるのでぜひこの機会に学んでみることをおすすめします。
開発環境:Android Studio
Android StudioはGoogle社が提供する公式のAndroid専用開発ツールです。
Android開発に特化しているため、作業効率化に役立つ機能がたくさんあります。開発現場では使わない手はありませんのでこれを機会に使い方に慣れておくと良いでしょう。
iOS向けスマホアプリ開発に必要なスキル
次にiOSアプリ開発に必要とされるスキルを見てみましょう。
言語:Swift
従来、iOSアプリの開発言語はObjective-Cが主流でしたが、2014年にSwiftが発表されてからはこちらが主流となりました。
従来のObjective-Cとも共存できるとされているので、古いコードとの互換性もあります。
開発環境:XCode
XCodeはApple社が提供する開発ツールで、iOSアプリを開発するために便利な機能を多く持っています。開発現場ではiOS開発のスタンダードツールとなっているので、将来iOSアプリ開発の案件に携わりたい方は早いうちから使い方を覚えておくと良いでしょう。
Macbookでしか使えない点には注意が必要です。
まとめ
スマホアプリを開発するために必要なスキルについて説明しました。
簡単なネイティブアプリならば初心者の方でも開発しやすいですし、自分のスマホで動かせるものが作れると自信にもつながるのでおすすめです。
なお、ProglusでもAndroidアプリ開発コース・iOSアプリ開発コースの開講を検討しています。ぜひお楽しみに!
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